2014ー15年度クウェート政府奨学金を受け、クウェートにてアラビア語を学んだ記録。アラビア語やクウェート生活について。
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2014年9月24日水曜日

何が起こるかわからない日々〜誘いは突然に〜 Sep 24, 2014 (Wed)

昨日の出来事と、今日の出来事。

よくわからないが急にベトナム人の友人から「Car Roomへ行こう!!」と強く誘われた。
正直なところ彼女の英語が最初聞き取れず(世界にはいろいろな訛りがあるものらしい)、どこだそれはと思っていたが、他の友達が行くというのでのこのこついて行った。
こういう当たり、日本人らしいのだろうと思う。

Kaifanキャンパスのほど近く、寮が見えるあたりにホンダのショップがある。
そこで「バスを降りろ」と誘ってくれた友人に指示され、一同下車したのだった。

クウェートには多くの日本車が走っている。
クウェート人の友人によると、クウェートに直接輸入されている(もしくはクウェートで生産されている)のはトヨタとホンダのみで、三菱やNISSANなど、他の日本車はオーストラリアから輸入しているらしい。

それで、ホンダのショップの向かいが「車博物館」だった。
متحف السيارات التاريخية القديمة والتقليدية(古風・伝統的な車の歴史博物館)である。
ここが車博物館。

クウェートの国王が乗っていた車らしい(うろ覚え)

ここでは純粋に、昔の車が展示されていた。
アメリカ車のみならず、日本車やロシア車、ベルギーのものなどもあった。
参加メンバーの留学生たち(国籍は様々)はキャーキャー言いながら写真を撮っていただけであったのだが……

また、その隣に車(と言ってもゴーカートに毛が生えたようなものだが)を運転させてくれるスペースがある。
クウェートの道路のミニチュア版が屋内に整備されており、クウェート独特の道路を体感できる。
それぞれ男性には男性の、女性には女性のインストラクターがつき、場内を一回り。
私も運転してみたものの、左ハンドルと右側通行に戸惑いっぱなしであった。
写真を撮り合う友人たち。
この車で場内を走る。スピードは出ない。

そして今日。

いつも遊んでくれる日本大好きなクウェート人に「日本のイベントがあるから行こう!!」と誘われた。
どういうイベントかよくわからなかったが、日本人留学生一同でなんとなくついて行った。

私だけ授業が終わるのが遅かったので、みんなに待ってもらって友人の車で会場へ。
挨拶しに来いと言われ、一同で挨拶へ。
いかにもアラブ風なソファーのあるスペースで、お茶を出されつつ、自己紹介をする。
日本イベントということもあり、「こんにちは」という声はかかったが、英語は決して使わないらしい。
ゆっくりしゃべってもらったこともあり、アラビア語でコミュニケーションをとった。
当初は全く口から出てこなかったアラビア語だが、平易な内容なら少しずつ話せるようになってきた。

すると「取材してもよい?」と声がかかった。
日本語の堪能なクウェート人(長いこと日本に留学して、学位もとったらしい)に案内され、「クウェートTVですよ〜NHKみたいなもの!」と言われつつ、え、それって大丈夫なの、と思いつつテレビ出演。
アラビア語での受け答えができず、悔しい思いをしました。

そして、イベントが始まった。
日本文学に関する講演会だった。
内容に関しては、アラビア語が理解できなかったので割愛。
毎日アラビア語だけの授業を受けているけれども、なかなか難しいものがある。

イベント終了後、日本語を勉強しているクウェート人学生に取り囲まれてしまった。
一度ランゲージ・エクスチェンジをした友人もどうやら来ていたらしい。
これだけ日本語を勉強したい人がいるのだから、私たちがクウェートにいるよ、というアピールをもっとして、交流できたらいいのかとそんなこともふと考えた。

いろいろなことが起こる日々だ。
だが、8割は寝て起きて食べて通学して勉強するという、何の面白みもない平凡な毎日である。
特に、アラビア語を勉強しているくだりは全く持ってつまらない。単語を調べ、訳し、練習問題をひたすら解いている。
だから、「楽しそうに見えて意外と地味」という留学生活の本質を何となく実感しつつある日々である。

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