保道が大学に入って以来最もアラビア語をがんばっていると言われている(?) 左は日本でも愛用していたアラビア語ー英語辞書。 |
クウェートに到着して3週間。
こちらでのメインの活動である「アラビア語学習」について。
私たち留学生はクウェート大学文学部付属のランゲージ・センター(مركز اللغات)に所属し、授業を受けることとなる。
昨年度までは初級・中級・上級の3クラス編制だったと聞いていたが、今年度はまず全員を初級に割り振り、その中でlevel 1とlevel 2の2つのクラスを設け、各自の能力に合わせてクラスを選ぶことになった。
level 1はほぼ初学者向けなので、日本でアラビア語を(曲がりなりにも)専攻していた私はlevel 2を選ぼうと思ったが、level 2の学生があまりにもハイレベルなアラビア語力の持ち主だったので、まったく太刀打ちできず、断念。
ひとまずlevel 1を受講した。
level 1が初級、level 2が上級と言ってもほぼ差し支えない状態だった。
そして、授業2週目のはじめにクラス分けのテストが行われた。
さらにこの週の途中から3クラス編制になると知らされる。
level 1~3の3クラスが開講されるとのことだったが、事実上、新しい先生を招いて初級と上級の間に中級クラスを新設することとなった。
私はテストで中級クラスに数点及ばなかったものの、どうやら交渉したら簡単にクラスを変えてくれるらしい。
というわけで先生に交渉し、中級クラスを受講することに決定。私の他にも数人このような学生がいた。
中級クラスの授業は全てアラビア語で行われる。
内容は比較的平易なもので、自分の生い立ちをアラビア語で話したり、住んでいた街についての文章を作ったり。
扱う文章の内容も、もしかしたら日本でやっていた文章の方が難しいのではと思うほど。
中級クラスのM先生は決して英語を受け付けてくれないので、私もなんとか拙いアラビア語で彼とコミュニケーションをとることになる。
同じクラスの友達が体調を崩し欠席の伝言を頼まれていたが、なんとか「病気」「病院へ行く」という表現を駆使して伝えることが出来たと思う。
このクラスで明らかに底辺レベルの私を、先生は気遣ってくださっているようで申し訳ない気持ちもあるが、アラビア語力よりもきちんと勉強する姿勢を大事にしてくださる先生だ。
先生の姿勢に応えてというわけではないが、宿題だけは必ずきちんとやるようにしている。
といっても、宿題に何時間もかかってしまっているわけだが……
このクラスに日本人は私だけ。
あとは本当に世界各国からの学生ばかりでなんともグローバルな雰囲気だ。
そんな私たちがアラビア語を共通言語としているのはなかなかに面白い環境ではないだろうか。
「アラビア語でアラブの人たちとコミュニケーションをとりたい」という明確な目標のもと、これからもがんばろうと思う。
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