2014ー15年度クウェート政府奨学金を受け、クウェートにてアラビア語を学んだ記録。アラビア語やクウェート生活について。
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2014年9月21日日曜日

健康診断の戦い 〜その1〜 Sep 21, 2014

クウェートで長期滞在する権利を獲得するために、健康診断を受けなければならない。
基本的に女子寮で手続きをしてはくれるが、これがなかなかに曲者だった。

まず、寮の受付で健康診断の予約を取る。
予約というか、「健康診断いつですか」と尋ねる仕事である。
英語が通じる人と通じない人といるが、基本的に何語であっても話が通じない相手と考えて差し支えない。

このとき、指定された日時が試験と重なっていたので、粘って日程を変えてもらうことに。
そのときは英語が苦手な人にあたってしまったので、broken Englshならぬbroken Arabicで戦うこととなった。
「その日 私たち 試験!」「日曜、OK。木曜、わからん!」と必死に粘り、なんとか変更終了。
ちなみに、集合時間をきちんと言ってくれないので、何時集合か聞き出すのも一仕事だ。
とりあえず「what time?」と言えば通じる時もあるが。

それで、変更してもらった日の朝8時。
病院へ行くバスが来るとの話でした。
どうせ待つだろうとわかっていたのでのんびりおしゃべりなどして待っていましたが、1時間経過。
すると、受付の人が現れ、「ごめん、渋滞でバスこーへんわ。次の日曜日ね!ほんまごめん!」とだけ言って去ってしまった。

……えっ!?

まぁ、謝られただけよしとした。
クウェートの渋滞は日本と比べ物にならないくらい酷い。
朝8時にバスが来られないのは、一応想定の範囲内であった。

というわけで、「次の日曜日」が今日だったので、今朝8時にまた集合。
どうせ待たされるだろうということで、他の学生を横目に見つつのんびりアラビア語の勉強をして待つ。
1時間弱でバスが到着した。

いつも通学に使っているMTのマイクロバスは、颯爽と病院へ。
……向かうはずだったが、なんだか不穏な雰囲気。
ダウンタウン風の商店街に連れて行かれ、ドライバーは私たちをうさんくさいおもちゃ屋の向かいにある建物に連れ込んだ。

正直、身の危険を感じました(涙)

それは映画の世界で見る海外の病院さながらの光景で、受付の女性(怖そう)が叫びながら患者をさばく。
待合室には人が溢れている。
私たちのように長期滞在ビザを申請するために検診に来ている人ばかりなのか、インド人と思しき移民が多かった。

せめてもの救いは、ドライバーがきちんと私たちを案内してくれ、書類も準備してくれていたこと。
なぜか1KD払わされたが、それはご愛嬌。

ここでもどうせ待つだろうと思っていたら、案の定待たされる。
おそらく2時間以上は軽く待っていた。
他の学生はイライラしていましたが、私は予想していたのでKindleで太宰治を読みながら(しかも若干感動しながら)待っていた。

するとドライバー、「ごめん、今日は無理だわ。また明日。」

……は!?

これだけ待たされて、また明日だそうです。
明日、またバスを出してくれるそうです。
いやもう知らんがな。怒りも呆れも通り越して、なんだかおかしかった。

ドライバー曰く、「明日7時集合な!そしたら8時半には終わるから!」だそう。
全く信じていないのでちゃんと私はKindleを準備しておく予定。

というわけで、「健康診断の戦い」はnext timeがあるということです。乞うご期待。

健康診断の戦い 〜その2〜へどうぞ 

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