クウェートは日曜日から木曜日が平日なので、今日でイード休暇が明けた。
イード休暇はおいしいものを食べたり遊んだりと、のんびり過ごすことが出来た。
それと同時に、ゆっくりと考え事をする時間も出来たので、なんとなく今後の方向性についても考えをまとめることが出来た。
「留学したら気持ちが変わる」とよく言われていたが、全くその通りだと思う。
考える時間は、思っている以上に必要。
というわけで、勉強の日々が再開。
今日はこちらへ到着したばかりの学生を案内したり、スケジュールを説明したりしていたらずいぶんとバタバタした。
案の定放置されていた宿題(難しい)をなんとか終わらせ、いつも通り16時から授業。
宿題は、一つ詩を選びそれについて記述することでした。
私は古典の詩からチョイス。アブー・ヌワースの「あなたは私の心を目一杯傷つける」という詩を選んだ。
先生は「美しい詩だ!」とおっしゃっていたけれども、半泣きの状態で訳したのだった……
今日の授業は「イードおめでとう!」から始まり、先生からお菓子をいただいた。
イード中、あまり勉強はしていなかったが、他の留学生とアラビア語で会話していたので(簡単な会話しかしていないが)、心無しか前よりもアラビア語がすらすら出てきた気がする。
発言してみたら先生が嬉しそうだったので、どれだけ私は心配されていたのか……
今日の授業は動名詞について。
アラビア語の動名詞・分詞は非常に複雑で、日本で勉強してもあまりわかっていなかったので、非常にためになる。
毎日1コマ90〜120分の授業だが、ゆったりと濃い内容でかなり楽しんでいる。
大量のリーディング課題に文句を言いつつ、クラスメートたちと寮に戻る。
明日はランゲージセンターで文化交流イベントがあるらしく、それに向けての準備にも追われており……
その準備を投げ捨ててこんな文章を書いている。
私は語彙が圧倒的に足りないので、予習復習と言えばほとんど語彙を入れることに終始してしまうため、がんばるベクトルが少々違う気もするが、語彙は何よりも大事なもの。
順調に増やしていかねばならない。
日本でお世話になっている先生から、「クラスに日本人がいないのは幸いです。寝ても覚めてもアラビア語の環境というのは重要です」と半ばお叱りのようなメールをいただいたので、クラスに日本人のいないこの環境でしっかり揉まれようと思っている。
一つ甘えるとすれば、多少日本語訳が間違っていたとしても誰にも何も言われないことくらいだろうか……(そういう問題ではない)
こうやって、日本でもクウェートでもアラビア語の先生に心配していただけるのはありがたいこと。
不思議な縁でアラビア語を勉強することになったが、「よきアラビア語話者」となれるよう、よりいっそう努力したいと気持ちを新たにした一日だった。
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