2014ー15年度クウェート政府奨学金を受け、クウェートにてアラビア語を学んだ記録。アラビア語やクウェート生活について。
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2014年11月17日月曜日

市民IDの取得 Nov 16, 2014 (Sun)

クウェートに滞在するために市民IDを取得しなければならない。
クウェートにおいて市民IDは何よりも大切な物で、パスポートをなくしても市民IDはなくすなと言われるほどだ。
これが身分証明書となり、ケータイのsimカードを買うのにも、病院へ行くのにも、とにかく何をするのにも必要だ。

市民IDを取得する前に在留許可を取得した。
在留許可の取得には健康診断と指紋の採取が必要だった。
こちらもいろいろと大変だったが、同行してくれたモーリタニア人の学部生が大いに助けてくれたおかげで、なんとか終了できた。

あとは女子寮が全ての手続きを斡旋してくれていたので、待つこと1ヶ月半ほどで在留許可のカードが届いた。
これは「イカーマ」と呼ばれ、イカーマは今後ビザと同じ役目を果たす。

イカーマを取得した後に取得せねばならないのが、悪戦苦闘中の市民IDである。
市民IDはビターカ・マダニーヤと呼ばれる。

イカーマが寮に届いた後、寮のバスを予約して市民IDの発行に必要な物を揃えに向かった。
まずはいつものスーパーへ行き、市民ID発行専用の封筒を専用の販売機で購入。
この中に必要な書類が入っている。

そして、もう一度血液検査へ。
……と思ったら、ドライバーが違う場所(イカーマ取得のための健康診断所)へ行ってしまったため、寮に電話して再度バスを出してもらうことに。
バスを待っている間にそこに来ていた人と話してみたところ、なんでもイカーマ取得後の血液検査は血液型を判定するための物。
事故など何かあった時に血液型が個人を判別するのに重要なのだそうだ。

気を取り直して、本来の行き先へ。
なんと、寮から徒歩20分ほどの病院が本来の行き先だった。ここなら歩いていけるのでは……と思ったが、クウェートのような車社会でお金持ちの国で、歩いていくという発想はない。
先程の健康診断所とは違いとても清潔な病院だった。実習中の学生さんと雑談などしつつ、指先から血液を採取され、スーパーで買ってきた封筒の中に入っていた書類に必要事項を記入してもらった。

それから数日経って、今日。
どこへ行くのか今ひとつわかっていなかったが、イカーマ取得の時に助けてくれたモーリタニア人の友達が偶然一緒だった。
彼女は市民IDの取得が初めてではないということで、とりあえず安心して彼女についていく。

道中、一緒に血液型の検査をした台湾人の学生が、病院でもらえるスタンプがないことに気づいた。
おそらく検査をした人が忘れたのだろうということで、どうなるかわからないがとりあえず市民IDの申請所に行くことに。

申請所は寮のあるケイファーン地区からかなり離れており、クウェートらしい危険運転に命の危機を感じつつ向かった。
到着すると番号札をもらい、順番待ち。
この間に男子寮から来ていた同級生と偶然会った。

自分の順番が来ると、封筒、血液型を記した書類、在留許可の書類、パスポートのコピー、証明写真2枚を提出。
必要書類にサインをし、2日後にまた来たら発行機で自動発行できるから、と言われた。
書類の不備もなく、無事に終了。

血液型の書類にスタンプがなかった台湾人の友達はなんとか切り抜けたとのことだった。
それで市民IDを発行しても大丈夫なのか……と思うが、これはある意味クウェートのいいところでもあるかもしれない。

一同で寮に帰り、寮母さんに次のバスの予約をどうするのか尋ねたところ、おそらく2〜4日だろうが何日かかるかわからないのでまた連絡するということだった。
こんどはまた同じ申請所に行き自動発行機を使うだけなので、そう難しくもないだろう。
バスの予約さえできれば一件落着だ。なんとかクウェートに滞在できそうでほっとしている。

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